中島鳥山の猟(漁)日記

徳島の田舎の猟師もどきです。今はイノシシ罠猟、昔はヤマドリ猟、他にはコグレ釣りとアオリイカ

黄金週間。

今日から日本中はゴールデンウイークで色々と楽しむ人が多いのにわしは何時もの様に犬達と山を歩く週間でしかない。
まあ、人ごみより山や海で居るのが好きなので昔から期間中も特別休みもせずに勤務していました。
で、今朝も6時には北の山へ行きました。
最初の谷でコジュケイを2羽出し、1羽が5m前に止まり、にらみ合いになる。
カメラのキャップを外すのももどかしく構えるのと同時に右の竹薮へ飛び込まれる。
先に逃げたのと今飛んだのを犬達が追い、止まった姿を見て吠えている。
写真を撮ろうと近付くが向こうからは丸見えの為に下流へ飛ばれてしまう。
谷の奥にもヤマドリは出ず、イノシシの痕跡もなし。
犬達を乗せて1km離れた谷へ行く。
少し歩くと左上方辺りで雉が鳴いた。
「おおっ、残っとったわ、良かった」
犬達が近くから匂いを辿りだした。
カメラを構えて準備する。
おかしい羽音もしなければ鳴き声も聞こえず。
「んん、どしたんな?」
5分も過ぎた頃遥か奥で犬の声がした。
「何な、雉でのうて獣か」
どうも雉は上の寝屋で鳴いたようで下の茅場へはまだ出ていなかった様だ。
少し移動して様子を見ていると右奥から足音がした。
見ると姫でなくて瓜坊でもない薄茶色い奴がトコトコと目の前に来る。
両手を広げて捉まえてやろうと前へ出ると相手も慌てて反転して逃げる。
それを感じたチビがわしの後ろから走り谷を見て何度もジャンプする。
走り込みたいのだが足場が悪く上方から谷の中へ追って入る。
中形のウサギだが姫達を振り切り逃げて来た様だ。
チビは足が遅い(メタボに年で)ので姫の様に咥えることは出来ない。
ウサチャン命拾いをする。
結局雉は出せなかったが銃禁でも鳴いたので此処に居るのはあの古い奴と思う。
姫達を待つと案外早く舌を出してフラフラで戻る。
常備の水をやると余り走っていないチビまでががぶ飲みする。
今朝はこれで十分運動できただろうから帰宅。
今朝は何処にもイノシシの気配なし。メタボのチビ婆さん。